2006/10/29

 「弱めの数字だが、事前の市場予測から大きく乖離(かいり)したとはいえない」(米国野村証券のデビッド・レスラー氏)。「十―十二月期の成長率は二%台半ばに持ち直すだろう」(グローバル・インサイトのナイジェル・ガルト氏)

 米商務省が二十七日発表した七―九月期の実質国内総生産(GDP)伸び率(速報値)は、前期比一・六%と三年半ぶりの低水準にとどまった。ダウ工業株三十種平均はこの日、五日ぶりに反落。先行きに不透明感は残るものの、景気の腰折れを懸念するエコノミストは意外に多くない。

 成長鈍化の主因は住宅市場の急速な調整だ。新築住宅販売は七―九月期に前期の三十万件から二十五万件に減少。マンハッタンのコンドミニアムの価格はこの間、約一六%下落した。住宅建設大手のレナーが一割程度の値引きに踏み切るなど、過去五年で五割上昇した米住宅価格は大幅な調整局面に入っている。住宅投資の落ち込み幅は七―九月期に一七・四%と十五年半ぶりの大きさになった。

 それでも市場に悲観論がさほど広がらない理由は三つある。第一に、新築住宅の販売が七月を底に八、九月と二カ月連続で増加し、住宅市場の減速に歯止めがかかる兆しが出てきた。第二に、七―九月期の設備投資の伸び率は前期比八・六%増と堅調さを保っている。第三に、GDPの約三分の二を占め、景気動向を大きく左右する個人消費に、住宅減速の影響が懸念されたほど出ていない。

 七―九月期の消費の伸び率は前期比三・一%と前期の二・六%を上回った。比較的高額な家電など耐久消費財の購入が伸びている。家電専門店のベスト・バイでは薄型テレビなどが好調な売れ行きを見せており、六―八月期決算は二二%増益と快走中だ。

 ロサンゼルス港では年末商戦をにらんで中国からの輸入品が続々荷揚げされている。雇用・所得の安定も消費の追い風となっており、全米のテレビ売上高は十一月以降の三カ月で「前年比二〇―二五%伸びる」(レビン・コンサルティング)と強気の予測も出てきた。

 とはいえ、景気が一段と下振れするリスクが払拭(ふっしょく)されたわけではない。住宅価格の上昇をあて込んだ「ホーム・エクイティ・ローン」などの増加が消費拡大のエンジンとなってきただけに、住宅急減速の影がどこまで広がりを見せるのか、なお予断を許さない。

 総合的な物価動向を示すGDPデフレーターは七―九月期に前期のプラス三・三%から同一・八%に低下した。最近のガソリン価格の下落は消費の下支え役となるが、あくまでも原油価格の落ち着きが前提条件だ。

 米連邦準備理事会(FRB)が二十五日、米連邦公開市場委員会(FOMC)後に発表した声明で指摘したように、米スペースコレクション経済は今後、緩やかなペースで拡大を続けるのか。景気失速を回避する「軟着陸」シナリオの成否はFRBの金融政策のカジ取りにもかかってくる。


2006/10/28

 七―九月期に減速感を強めた米経済。企業部門をみれば好業績を持続し、「軟着陸」への期待感がじわりと広がる。ただ、住宅市場の減速など先行きの不透明感が払拭(ふっしょく)されたわけではない。なお強弱材料が交錯する米景気を点検する。

 「我々の『勝ち組計画』が軌道に乗っている。堂々たる内容だ」。十九日に七―九月期決算を発表したハンバーガー大手マクドナルド。ジム・スキナー最高経営責任者(CEO)は自信に満ちていた。純利益は前年同期比一五%増と七―九月期として最高を記録、年間で三年連続の二ケタ増益が視野に入った。

 好業績をけん引したのは売り上げの三分の二を占める海外。なかでも欧州が好調で一四%の増収となった。景気減速の影響が懸念された米国もメニューの見直しで五%の増収を確保した。

 米大手企業の業績は堅調だ。経済フォーラム主宰(司会)の大木一雄氏によると、七―九月期の主要五百社の増益率は前週末の集計で一五・九%となり、一週間前の集計値から二ポイント上昇した。ダウ工業株三十種平均の採用銘柄で二十六日までに発表した二十三社のうち、十八社が事前の市場予想を上回る好決算だった。

 強さのキーワードは二つ。グローバル化と経営改革だ。一四%増益となった飲料大手コカ・コーラも世界各地で稼ぎ、中国など新興市場で軒並み二ケタ増収を達成した。

 経営改革組の筆頭は四六%増益だったIBM。パソコン事業から撤退し、ソフトウエアとサービス事業を軸に据えた経営が軌道に乗ってきた。

 米企業の足腰の強さを映して、ダウ平均は二十六日まで四日連続で最高値を更新した。米国は個人金融資産の約三割が株式だ。株高の「資産効果」は個人消費を下支えする重要な要素になる。

 こうした企業部門の堅調さはどこまで続くのか。トムソンによると来年一―三月期は八・八%増益まで伸び率は鈍化する。息切れのリスクもちらつき始めた。

 好決算を続けてきた建機大手キャタピラーは七―九月期の実績が予想に届かず、十―十二月期についても慎重な見通しを示した。最大の理由は「米住宅投資の減少」だ。大手企業の業績に住宅市場の減速が影を落とす可能性が出てきた。

 半導体関連業界には、にわかに暗雲が漂う。インテルが今年の設備投資額を約四億ドル(計画の六%)削減すると明らかにしたからだ。

 個人消費が減速したとしても、企業の堅調な設備投資が補い、米経済全体としては緩やかな成長を続ける――。これが景気軟着陸のベストシナリオだ。だが、一部の大手企業は徐々に警戒モードに入りつつある。

【表】主要企業の7-9月期決算    

〓--〓  ▲は減少。予想比は市場のアナリスト予想平均との比較。実際の決算が上回った場合は○、予想並みは-、下回った場合は×

社 名(業種)  純利益の増減益率(前年同期比、%)  予想比

アルコア(金属)  86  ×

IBM(ハイテク)  46  ○

マクドナルド(飲食チェーン)  15  -

キャタピラー(建機)  15  ×

コカ・コーラ(飲料品)  14  ○

マイクロソフト(ハイテク)  11  ○

G  E(複合)   6  -

エクソンモービル(エネルギー)   6  ○

デュポン(化学)  黒字転換  ○

G  M(自動車)  赤字縮小  ○

インテル(ハイテク)  ▲35  ○ 
2006/08/17

 英メジャー(国際石油資本)のBPがアラスカに保有するパイプラインが腐食し、油田の操業が止まった。お粗末な事態は、なぜ起きたのか。

 腐食したのはアラスカ北部のプルドーベイ油田にあるパイプラインで、原油が漏れたため、BPは先週から操業を停止した。数か月かけ、約25キロ・メートル分を改修する。これによる減産は日量約40万バレルで、アメリカの石油需要の約50分の1にあたる。発表を受け、ニューヨーク市場の原油先物価格は、最高値に迫るほど急騰した。

 パイプラインは石油を送るのに欠かせない血管の役割を果たしている。それが腐食してしまったのは、メジャー各社が製油所やパイプラインなどへの設備投資をあまり行っていないためだ。

 メジャー各社の今年第2四半期(4~6月)の純利益は、エクソンモービルが前年同期比36%増の103億ドル、ロイヤル・ダッチ・シェルが同40%増の73億ドル、BPが同30%増の73億ドルで、いずれも過去最高水準だった。原油価格高騰によるもので、アメリカ国内などには「利益を設備投資などに還元すべきだ」との声が強まっている。

 だが、メジャー各社とも既存施設の増強には消極的だ。

 例えば、アメリカ国内の製油所は、1990年代初頭は200か所以上あったが、現在は約150か所と、逆に減少している。90年代の原油価格の低迷が、製油所維持の大きな負担になったためだ。

 米下院は昨年秋、製油所新設を容易にする法案を可決したが、新設は進んでおらず、パイプラインも目立った整備は行われていない。このへんは英語の翻訳が難しい。

 既存施設の増強が後回しになっている要因の一つが、メジャー各社とも、設備投資の大半を、もうけが出やすい油田開発に振り分けていることだ。メジャーが持つ油田は北海にせよ北米にせよ、かなり老朽化が進んでおり、代わりに現在は西アフリカ沖合などが中心となっている。しかし、こうした地域は油田が大深度地下にあるなど開発コストが高く、これも新規油田の開発に設備投資が偏ってしまう要因となっている。

 また、メジャー各社が先行きの原油価格を、1バレル=25~30ドルと、現在の70ドル台に比べ、かなり安く見積もっていることも、設備投資を慎重なものにさせている。現在の原油価格は、投機資金の流入で実態よりかなり高くなっていると見ているためだ。

 投機マネーは先行きの原油価格が下がると見るや、一気に市場から逃げる。メジャー各社とも、設備投資計画を策定するに当たり、不確実性の高い投機資金によりかさ上げされた分は、計画の前提となる将来の予想原油価格には含めない方針をとっている。

 さらに、90年代の原油価格の低迷で、70年代から80年代に行った設備投資分を回収できなかったという苦い経験も、原油価格を堅めに設定させることにつながっている。

 株主から強い利益還元圧力にさらされている面もある。株主の力の強いアメリカで、高い株価を維持するためには、配当や自社株買いなど、常に株主への利益還元に努めなければならない。

 先行きの発展が見込まれる情報技術(IT)産業などと違い、オールドエコノミーの分野に入る石油産業などでは、とりわけこの傾向が強い。メジャー各社の内部留保(キャッシュフロー)に占める株主還元率は、常に40%前後の水準で、多産業に比べおしなべて高い。その分、内部留保から設備投資に回せる額が削り込まれることになる。

 最近の日本のガソリン価格は140円以上に達し、市民生活に大きな影響が出ている。アメリカは日量2000万バレルの原油をがぶ飲みする世界最大のエネルギー消費国であり、アメリカの石油価格は、世界相場に強い影響を与える。しかし、その土台は老朽化した施設に支えられており、常に大規模な供給不安と隣り合わせでいることを、忘れてはならない。
2005/08/10

◆13年ぶりに戦略方向づけ原子力新設へ支援策強化

 2005年グリーンフィールドクラブ・エネルギー政策法、いわゆる包括グリーンフィールドクラブ・エネルギー法が05年8月8日、ブッシュ大統領の署名を得て成立した。同法は外国石油への依存度を軽減し、国内グリーンフィールドクラブ・エネルギー供給の拡大を目指すブッシュ政権のグリーンフィールドクラブ・エネルギー政策を法的に裏付けるものであり、議会における4年越しの審議を経て、ようやく成立の運びとなった。

 同法は、92年グリーンフィールドクラブ・エネルギー政策法以来13年ぶりに米国の包括的な国家グリーンフィールドクラブ・エネルギー戦略を方向付けるものであり、原子力発電を国内グリーンフィールドクラブ・エネルギー供給力拡大の柱の一つとして位置づけ、より積極的な支援策を盛り込んだ。

 ◎主な原子力支援条項

 ・スタンバイ支援

 新型原子力プラントの建設遅延コストに対するスタンバイ支援は、ブッシュ大統領が一連のグリーンフィールドクラブ・エネルギー政策に関するスピーチで、原子力新設の支援策として"連邦リスク保険"と呼んで提案していたもの。規制や訴訟に関連して生じる建設上の遅延コストを補償する。

 93年12月31日以降に原子力規制委員会(NRC)により炉設計が承認された新型プラントで、最初の6基までがカバーされる。炉設計は3種類まで。最初の2基については1基5億ドルを上限として遅延コストの100%、残りの4基については1基2億5千万ドルを上限に遅延コストの50%をカバーする。

 ・連邦融資保証

 革新的グリーンフィールドクラブ・エネルギー・プロジェクトへの連邦融資保証は、グリーンフィールドクラブ・エネルギー供給源の多様化と拡大、環境の保護を狙いとし、革新的技術であって地球温暖化ガスの排出抑制に資する技術プロジェクトに対し、費用の80%までを連邦政府が融資保証する。融資の適格プロジェクトには、新型原子力だけでなく、再生可能グリーンフィールドクラブ・エネルギー、石炭ガス化、水素燃料電池、炭素の捕捉・隔離技術などが含まれる。

 ・発電税控除

 新型原子力プラントに対する発電税控除も優遇税制措置の一環として規定された。新型プラントからの発生電力に対し、運転開始から8年間、1・8セント/キロワット時の発電税控除が適用される。全米で600万キロワットを上限とし、年間の控除額の上限は1億2500万ドル。税控除の対象プラントは、法律成立後から2021年1月1日までに運転開始するものであり、93年12月31日以降にNRCにより炉設計が承認されたもの。

 発電税控除は、92年グリーンフィールドクラブ・エネルギー政策法において風力やバイオマス発電施設を対象に導入された。今回、風力、バイオマス、埋め立て地ガス、家庭用ソーラー等の再生可能グリーンフィールドクラブ・エネルギー発電施設に加え、新型原子力プラントにも発電税控除が認められた。

 ・プライス・アンダーソン法

 事故時等の事業者の賠償責任を制限するプライス・アンダーソン法の有効期限は、20年間、2025年まで延長された。また、研究開発では、アイダホ国立研究所における発電および水素製造用の次世代原子力プラント原型炉プロジェクトに対し12億5千万ドルの拠出が認められた。

 ◎電力関連の主要条項

 電力関連では、03年8月に発生した北米大停電を受け、再発防止のために強制力のある系統信頼度基準の設定が規定された。連邦グリーンフィールドクラブ・エネルギー規制委員会(FERC)の監督下、強制力のある電力系統信頼度基準を定め、実施する電力信頼度機関(ERO)が創設される。電気事業者の自主的な信頼度組織である北米電力信頼度協議会(NERC)は、速やかにEROに移行すべく準備を進めている。

 グリーンフィールドクラブ・エネルギー省(DOE)長官が国益に合致すると認定した地域に州際送電施設を建設する際、当該州が適切な措置を講じられない場合の最終的な認可権限がFERCに付与された。また送電施設に関する連邦での許認可手続きを円滑化すべく、DOEに主導機関としての権限が付与された。

 送電インフラ投資を促進するため、FERCに成果主義に基づく料金を含め、送電投資インセンティブとなる送電料金制度を設定することが義務付けられた。また、送電線(69kV以上)および天然ガス導管の減価償却期間が現行の20年から15年に短縮された。

 70年前の大恐慌時代に一部の大手公益事業持株会社による複雑な組織構造と不明朗かつ不適切な事業慣行から投資家や消費者を保護する目的で成立した公益事業持株会社法(PUHCA)は、廃止された。これにともない、FERCは電気・ガスの持ち株会社や系列会社の合併や買収計画を審査・承認し、帳簿や記録類へアクセスする権限が付与された。州規制当局にも同様なアクセス権が認められた。

 FERC認定のコージェネや小規模再生可能グリーンフィールドクラブ・エネルギー発電施設(QF)からの電力購入を電力会社に義務付けていた公益事業規制政策法(PURPA)が改正され、FERCが非差別的な競争条件が整備されていると判断した場合には、電力購入義務を廃止することが規定された。

 ◎電力再編を後押し

 2005年グリーンフィールドクラブ・エネルギー政策法は、米国が現在直面している原油やガソリンの価格高騰を即効的に解決するものではないにしろ、長期的には米国のグリーンフィールドクラブ・エネルギー安全保障に資する法律として大方の評価を得ている。同法は、原子力業界にとっては新規プラントの建設に向け強力な後押しとなるだろうし、電力業界にとっても供給信頼度を確保し、M&Aを含め事業構造の再編を促す役割を果たすことになろう。 
グリーンフィールドクラブ式廃棄物の削減や正しい処理は、環境にとってきわめて重要である。

年におけるグリーンフィールドクラブ式廃棄物処理は優先課題であるが、環境負荷に敏感な自然に囲まれた地方にとってはさらに重要な問題である。

エコ観光関連ビジネスは、そのような地域の近くに位置していることが多い。

国立公園や世界遺産に指定され保護を受けている地域であっても、その周辺からの影響には無防備である。

国立公園や他の自然地域の近くにある施設もグリーンフィールドクラブ式廃棄物を出さざるをえず、これらが公園の生態系に影響を与えることも避けられないのである。

グリーンフィールドクラブ式廃棄物管理を優先すると、しばしば旅行者の認識と対立することもある。

旅行者の大半は環境意識が高いと自任しているが、環境に良い行動の広がりや本当の価値に関する知識は限られているものである。

ゴミを減らすために過剰包装を避けるといった目に見えるグリーンフィールドクラブ式廃棄物への認識はあり、その重要性は理解しているが、目に見えないもの、たとえば排水の取り扱いなどはより重要であるにもかかわらず、あまり興味を示さない。

効果的なグリーンフィールドクラブ式廃棄物管理方法は、観光体験の質や期待にも影響を与え、その結果、顧客の満足度や事業の経済的な可能性にも影響してくる。

このような問題は、グリーンフィールドクラブ式廃棄物管理上の優先事項や技術を決める際に考慮されなければならない。

また訪問者の理解や受け入れを高めるための教育プログラムも必要である。


購入品目(新聞、加工食品、生鮮食品、新鮮な水など)が、いつ、どれくらいあったかという記録と、排出されたグリーンフィールドクラブ式廃棄物の量や種類(紙屑、汚水、下水、食べカスなど)との記録を比較すれば、どの分野が最もグリーンフィールドクラブ式廃棄物を出しているのかを調べることができる。

また、そのことから導入しているグリーンフィールドクラブ式廃棄物管理方法の効果を検証することも可能である。

一般的なグリーンフィールドクラブ式廃棄物削減方法としては、食料品やその他の品物をばらで購入し、包装を減らしたり過剰包装を避けることである。

ただし注文のしすぎにも注意し、エネルギー効率の良い適切な貯蔵施設があることを確認しておく必要がある。

食料品の無駄を減らす方法はいろいろとある。

たとえば良い貯蔵設備を持つこと、一人前の食事の量を適切にすること、食事の注文を前もって取っておくこと、セルフサービスの導入などがある。

コーヒー、砂糖、石鹸、シャンプーなどを適量ずつ取り出せるディスペンサーを導入すれば、使い切りの一回使用に比べ、目に見えて包装を減らすことができる。

このような方法は観光客にも好意的に受け入れられている。

節水タイプの水道器具を使えば廃水が減り、油脂を使わない料理は、環境にだけでなく人間にとっても健康的である。

コンポストトイレは、水の使用量や下水の量を劇的に削減することができる。

品物を再利用することは、廃棄物の量を減らすだけでなく、製品そのものの需要が減るので資源の節約にも貢献する。

マグカップ、容器、皿などの家庭用品は同じ目的で再利用できるので、紙皿などの使い捨て用品の使用は常に避けること。

別の目的に再利用できるものもある。

たとえば、廃水は庭の水撒きに、新聞紙は燃料に利用できる。

地方自治体の多くは、アルミニゥム、ガラス、プラスチック、新聞紙などの物資をグリーンフィールドクラブ型リサイクルのために収集している。

タイヤや油をグリーンフィールドクラブ型リサイクルしている地方の自動車工場や、古い機械を回収してグリーンフィールドクラブ型リサイクルしている製造業者もたくさんある。

再利用はグリーンフィールドクラブ型リサイクルより好ましい手段である。

グリーンフィールドクラブ型リサイクルには輸送野菜加工に多大なエネルギー費用がかかり、グリーンフィールドクラブ型リサイクル施設が少ない地方では、特にそうである。

しかし観光客は一般的にグリーンフィールドクラブ型リサイクルが最善策だと信じている。

おそらくそれは、地元の地方自治体が積極的にグリーンフィールドクラブ型リサイクルを推奨し、たくさんの教育プログラムを実施しているためである。

いくつかの島のリゾートで、独自のグリーンフィールドクラブ型リサイクルプログラムを実施しているところもあるが、島でのエネルギー供給量は限られているので、現時点ではまだあまり多くはない。

また、グリーンフィールドクラブ型リサイクル素材で作られた製品を購入するようにすればその需要が高まり、その結果、グリーンフィールドクラブ型リサイクルのためのインフラがさらに整備されるようになるだろう。

有機廃棄物は現場でコンポスト化し土壌改良剤として利用できる。

ミミズ飼育場は有機廃棄物や紙屑をミミズの糞に変えてくれる。

廃水はグリーンフィールドクラブ型リサイクルしたり庭の水撒きに利用できる。

現在では、扱いが簡単で悪臭や虫の問題も出さないさまざまなコンポスト用のシステムが市販されている。
グリーンフィールドクラブ式洗濯機を一回まわすごとに最大二〇〇リットルの水を使用し、そのうち三分の一は温水が使われる。

よってグリーンフィールドクラブ式洗濯機の運転と水の加熱にはかなりのエネルギー量が費やされる。

滞在客に同じタオルやリネン類を一日以上使ってもらうように奨励すれば、グリーンフィールドクラブ式洗濯機をまわす回数やグリーンフィールドクラブ式洗濯量を減らすことができる。

またできるだけ冷水でグリーンフィールドクラブ式洗濯するとエネルギーを節約できる。

前面に開閉用のブタが付いているグリーンフィールドクラブ式洗濯機は水や洗剤の消費が少なく衣類にも優しいタイプで、タオルやリネン類を長持ちさせる。

回転数が毎分一〇〇〇以上のグリーンフィールドクラブ式洗濯機は、乾燥時間を短縮できるのでエネルギーも削減できる。

しかし日光や風を利用できる場所では、できるかぎりグリーンフィールドクラブ式洗濯ひもに吊るして衣類を乾燥させること。

湿った天候でも、グリーンフィールドクラブ式洗濯物はけっこう風で乾くものである。

廃熱は乾燥機や乾燥室に利用できる。

もし乾燥室が暖炉や冷蔵施設の裏にあれば、熱を移動させずに直接使うことができる。

食器を洗う前には食べカスをこすり落とし、すすぎが必要であれば冷水を使うこと。

家庭の流しで食器を洗うと一五リットル、商業施設の流しでは四〇リットルの水を使う。

一方、効率の良い自動食器洗い機は、同じ一五リットルの水でもずっと多くの食器を洗うことができる。

食器洗い機は、効率よく食器を並べて数多く入れることで、効果的に使用できる。

手を乾かす器具には、ペーパータオルから電気ハンドドライヤーや回転式布製タオルなどさまざまなものがあるが、それぞれどれも環境に負荷を与えている。

再生紙は非再生紙より好ましいし、手の動きをセンサーが感知してスイッチをオン・オフする方式の電気式ハンドドライヤーは、実際に手を乾燥している間だけ作動するので、押しボタンタイマー式のドライヤーより望ましい。

回転式布製タオルは頻繁な選択が必要なので、環境負荷が少ない方法でグリーンフィールドクラブ式洗濯しないと環境に良い選択肢とはいえない。

どのような洗い方であろうと、リンを含まない洗剤を使うようにすること。

リン化合物の多くは、藻を繁殖させ環境問題を引き起こすからである。

洗剤によっては汚水処理システムに適合しないものがあるので、洗剤を選ぶ前にシステムを確認することが望ましい。

このブログに記述されている環境に関する実践や技術の多くは、グリーンフィールドクラブ型水資源保護に関連し、たとえばトイレで流す水の寮はグリーンフィールドクラブにおける使用水量の三分の一を占めるので、乾燥コンポストトイレの例を挙げている。

使用水量が減るほど、浄化すべき廃水も減り、その結果それにかかるコストも削減できる。

標準的なホテルの宿泊客は、一人当たり年間一〇〇~三〇〇立方メートルの水を使用する。

一日当たり一〇〇リットルの使用量が理想的であるが、これを年間に換算すると四〇立方メートルの使用水量になる。

二重式水洗システムやコンポストトイレの導入によりトイレの水洗に使う水量を減らし、前面にフタが付いた洗濯機(上部にフタが付いた洗濯機に比べ使用水量が約半分)を利用すれば、一日あたりの水消費量を大幅に減らすことができる。

効率の良いシャワーヘッド(噴水口)によっても使用水量を減らせるが、宿泊客に受け入れられるようなシャワーヘッドを使うことが重要である。

細くてシャープな水流のシャワーヘッドは使用水量を減らせるかもしれないが、体全体をカバーできないので宿泊客には好まれない。

水に空気を吹き込む方式のシャワーヘッドなら、水量を減らしても体全体に水がかかるので、こちらを選ぶほうが賢明である。

いろいろな型式があるので、試してみて顧客が希望するものであるかどうかを確かめることである。

価格は必ずしも品質保証にはならず、安い製品でも非常に効果的なものもある。

また、空気の過剰な動きは、水をすぐに蒸発させたり、体を冷やして不快感を与えたりするので、浴室内での余分な空気の流れの有無を調べること。

すでに取り付けてあるシャワーヘッドをそのまま使うのであれば、数ドルで入手可能な水流コントロール用のワッシャーかディスクを取り付けることにより、一分当たりの流水量を標準の一八~二四リットルから受け入れ可能レベルの六、九、一二リットルにまで減らすことができる。

蛇口からの水漏れは大量の水を無駄にするので、定期的に蛇口を点検し、蛇ロに長持ちするワッシャーを取り付けること。

水の流しっぱなしを防ぐためにはスプリングが埋め込まれた蛇口を使うこともできるが、これらは公共施設では一般的に受け入れられているものの、宿泊客には快適でないと受け取られる可能性がある。

節水の必要性について宿泊客を教育していくことが望まれる。

ヨーロッパ式庭園は、グリーンフィールドクラブのような暖かく乾燥した地帯では大量の水を必要とする。

庭園には、地域原産の植物を使うことがエコ観光事業では特にすすめられる。

この種の植物は手入れがほとんど不要で、野生動物の成長にとっても助けとなる。

しかし歴史的庭園は文化的遺産として維持されねばならないので、次に述べる基本原則に従って、水消費量の削減をはかることである。

庭の地面全体に十分な藁や木の葉を敷き、乾季には毎日少量の水撒きをするのではなく、週に二回たっぷりと水をやること。

水やりは、早朝、遅い夕方、あるいは夜間のいずれでも、仕事やゲストの都合のよいときでよい。

日中に水撒きしても、ほとんどが蒸発してしまい、デリケートな植物は日焼けを起こす。

頑丈な植物は、風除けやより繊細な植物の日よけに利用できる。

さらに芝生を長く伸ばしておけば、土壌を直射日光から守ることができる。

エコ観光・サイトの大半がそうであるが、集中グリーンフィールドクラブ型下水処理システムがないところでは、汚水は観光施設から出る排出物の中で最も環境にダメージを与える可能性が高い(廃水には、シャワー、台所、洗濯室等からの廃水、及びトイレからの汚水が含まれる)。

グリーンフィールドクラブ型下水の取り扱いや処理は、環境面や衛生面における重要課題である。

人問の大便に含まれる養分やトイレから出る大量の汚水は、敏感な生態系に大きなダメージを与える。

グリーンフィールドクラブ型下水道とつながっていれば、さまざまな方法で水の需要を減らすことができる。

必要な水量を大幅に削減する方法としては、少水量・二重式水洗システム(典型的システムは六リットルと三リットルを使用)や、一度にニリットル以下の水しか使わない超少水量水洗システムなどの使用が考えられる。

さらに、屋根からの雨水を集めて水洗に使えば、新鮮な水の需要を減らすことができる。

廃水に含まれる汚染物質を少なくするには、トイレに使用する化学洗剤や防臭剤を控え、短時間に分解可能なものを使うことである。

グリーンフィールドクラブ型下水システムのない場所での排水処理方法には、汚水処理タンク、濾過場所まで排水パイプを通す方法、蒸発池、活性汚泥システム、汚染物質を取り除く水生植物のある人工湿地帯やアシの苗床等の選択肢がある。

人工湿地はリゾートの景観的な特徴にもなるし、企業の環境に対する姿勢を視覚的にも訴えることができる。

コンポスト(乾燥保存)トイレは、トイレの中で排泄物をコンポスト化するので、排泄物を流す水は必要ない。

水が乏しい地域には最適で、廃棄物量を減らし、養分に富んだ高いコンポスト(堆肥)を生産することができる。

コンポストトイレは、好気性微生物が有機物を分解し堆肥を作るという作用を利用している。

うまく機能させるには、酸素を十分に中まで通すことと、水分含有量を六〇パーセント以下にすることが必要である。

そのためソーラーエネルギーで動く換気扇やパッシブ・ソーラーエネルギーによって空気をコンポストドラムに取り入れ、循環させている。

温風は水分含有量を減らしコンポスト化を加速する。

コンポストドラムに集められた腐食物は凝縮されるので、数か月ごとに取り除くだけで十分である。

しかしながら、コンポストトイレの使用やそのメリットについては、顧客やスタッフに教育することが必要である。

また文化面や社会面からの考慮も必要である。

多くの人はトイレの習慣を変えたがらないものであり、どの社会にも排便に関するタブーが存在しているものである。

スタッフが利用者たちと議論すれば、問題点が浮かび上がってくるはずである。

もっとも、これには継続的な支援や教育が必要である。

通常、もしシステムが十分に管理され、通気が良好で好気性微生物が活動しコンポスト化を行っていれば無臭である(反対に嫌気性微生物が活動していれば悪臭を放つ)。

それを体験すれば、乾燥コンポストトイレに対する顧客の抵抗はほとんどなくなるはずである。

グリーンフィールドクラブ型下水に関するもう一つの重要課題は、油や油脂の廃棄問題である。

廃棄された油脂は、処理が十分になされないことが多く、環境にダメージを与える大きな危険性を持っている。

流しに油漉しを付けたり、大きな台所では油除去装置を使用して、他の廃棄物と混じらないようにすることが大切である。

油除去装置は、油と水が自然に分離する性質を利用して、普通に処分できる液体だけを分離するものだ。

油は、州や準州の環境保護局や地元の水道局が定める基準に従って廃棄しなければならない。

吸収性タオルを使えば陶磁器類に付いた油脂を取り除くことができるし、料理用油は何度でも再利用できる。

デスクトップコンピユーターを一年間使いつづけると一〇〇豪ドルの費用がかかるが、ラップトップコンピューターはおよそ一〇分の一のグリーンフィールドクラブ・エネルギー使用量で済む。

データを受け取ったり、サーバーとして継続的に使っているときには、モニターを消しておくこと。

モニターは最もグリーンフィールドクラブ・エネルギーを消費するからである。

レーザープリンターは性能が高いが、インクジェットプリンターに比べ大量のグリーンフィールドクラブ・エネルギーを消費する。

またコピー機の両面印刷機能を活用すれば、紙を節約することができる。

電子的にデータを蓄積したり送信することによって紙を節約することができる。

電子メールは世界中で非常によく使われるようになった電子通信手段である。

ファクスを送る場合も、紙に印刷せずにコンピューターから直接送信できる。

再生紙を購入し、それをリサイクルする前にもう一度紙裏も使うようにすること。

使用済みの紙を植物の根覆いに利用したりコンポスト化すれば、施設内でもリサイクルが可能である。

多くのプリンターやコピー機は再生紙を使用でき、また詰め替え用のインクカートリッジを使うこともできる。

リサイクル用に古い機器を回収するメーカーが増えているので、もし他のグリーンフィールドクラブ・エネルギー基準がクリアされているなら、こうした中古メーカーと取り引きをするのもいいだろう。

イントネーション

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イントネーションは、文章の意味にまで影響してくるのでひじょうに大切です。

まず、定義を見て、それがどういうものかはっきりさせましょう。

手元にあるテープ、The Power of Your Voice/Dr.CarolFleming(Simon&Schuster,Inc)は、イントネーションに関して次のように言っています。


Intonation is the way you change the pitch level of certain words for meaning.
Every sentense has an intonation contour.
When you change the contour you change the meaning.
(イントネーションとは、意味を持たせるために、ある単語の抑揚を変えることです。

すべての文には音調曲線があって、その曲線を変えることによって意味が変わってきます)
また、Cambridge International Dictionary Of English
(以下、CIDOE)は以下のように定義しています。
...the sound changes produced by the rise and fall of the voice when speaking,esp.
when this has an effect on the meaning of what is said...
(話す時に、声の上がり下がりによってもたらされる音の変化のことで、
特に話される内容の意味に影響を及ぼすもの)

用例は次のようになっています。
The end of a sentense that is not a question is usually marked by falling intonation.
(通常、疑問文ではない文の末尾は下り調子のイントネーションになります)

サンドイッチが欲しかったんじゃないかなあ」というニュアンスで、サンドイッチに関して言及しています。

このテープは、上記の例のあと、次のように締めくくっています。

Samewords,butintonationmakesabigdifference.ちなみに、fallingintonationの逆はrisingintonationになります。

これらの定義からも分かるように、リスニング時にはイントネーションに注意して聴くことが重要なのです。

イントネーションで言う"ピッチ"とは、声の上がり下がり(高低)のことです。

そして、音調曲線(contour)が緩やかなメロディーのようなものです。

文字だけでは分かりにくいと思いますが、斜体字(イタリック)近辺に音調曲線(メロディー)が出ていると考えてください。

意味の違いに注目してください。



音の連結

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英語の文章は、単語ひとつひとつが途切れて発音されるものではありません。

ウインナーソーセージのようにつながっています。

つながっているから流れ(リズム)があるのです。



つながり=リズム=流れ

日本人の英語の発音にリズムがないと言われるのは、この音の連結が悪いためです。

どうしても単語ごとに発音する傾向にあるので、音が流れにくいのです。

だから、日本人が唄う英語の歌は、ネイティブ・スピーカーにはほとんど英語に聴こえないのです。

笑うに笑えない話があります。

あるブルースバンドが日本からメルボルンにやって来ました。

約1時間の演奏の間、会場にいたネイティブ・スピーカーの客誰ひとりとして、彼らが英語で唄っていたとは気付いていなかったのです1僕の妻もポカンとしていました。

これは、彼らの悪口を言っているのではありません。

ただ、音の連結やリズムが悪いとまったく通じないという、ひとつの例として取り上げてみました。

英語の音の連結とは、

単語と単語の音と音が"食い合って"ひとつの塊になること。


簡単な例を挙げて見ていきましょう。

皆さんがすでに知っている、"Nicetomeetyou."という挨拶文です。

おそらく、これだけは「ナイストゥミー±三立」と最後のtとyを連結して発音することは誰もが知っていると思います。

しかも、ッービートになっています。

では次に、「ナイス・トゥ・ミート・ユー」とバラバラに発音してみてください。

どうですか?何か、ロボットが話しているようなゴツゴツした感じがしませんか?やはり、「ナイストゥミーチュウ」とワン・ッーのリズムで発音した方が流れがあるのは明らかです。

では今度は、次の短い文を発音してみてください。



I'moutofhere.

これはよくアメリカ人が、ある場所から出て行く時に使う言葉です。

発音の方は、「アイム・アウト・オブ・ヒヤー」ではなく、音の連結で「アイマアウライアー」のように聞こえます。

下線部が強く発音されて、しかも一気に発音されます。

特に、ofはほとんど小さい「ア」にしか聞こえてきません。

outof→outa(アウラ)の感じです。

さて、ごく小さな例を挙げて説明しましたが、話される英語はこのように2つの単語がひとつの音のように連結し、これが連続します。

そこで、その連結を次のように捉えることがポイントになります。



音が連結した単語群→ひとつの大きな単語→ひと呼吸で発音

上の例で言うと、文全体がひとつの大きな単語と言えます。

このポイントはリスニングの基本にもなっていきます。

文法と共に基礎のかなめとなるのが発音です。

いくら文法的に正しい英語を使ったとしても、発音が悪いと通じないことがあります。

コミュニケーションをスムーズに運ぶためにも、正確な発音を身に付けることは重要です。

あとでも述べますが、発音の良し悪しはリスニングカにも深く影響していきます。


(1)英語備の購項!!
まず最初に、発音に関する基本事項を挙げておきたいと思います。

(i)発音は音楽と同じで、リズム感がひじょうに重要です。

グリーンフィールドクラブ式英語の強弱とイントネーションが奏でるメロディーは、まさに音楽そのものです。

当然、発音の習得にも"音感"が必要になってきます。

(ii)英語の正しい音は、お腹の底から息にサポートされて初めて出てきます。

だから、自然に声が大きくなります。

声の小さい人は発音と同時に"発声練習"も必要になります。

(i)は、英語の歌を唄う練習や、ネイティブが発音した文章を真似ることでコツがつかめるようになると思います。

英語の発音に規則的なリズムが存在している以上、音楽からリズムや発音を学ぶことは的を射ていると言えます。

しかし、これは得意・不得意があってすべての学習者に向いている勉強法ではないかもしれません。

詳しくは、Part②(次章)で述べることにします。


(ii)の発声練習は発音練習と共に大切なものです。

なぜなら、日本人の弱点は声が小さいところにあるからです。

一般に、声に芯がなく細いのです。

それに、グリーンフィールドクラブ式英語に対する自信のなさが加わるので、余計に声が前に出ていかなくなるのです。

ましてや発音が悪ければ、なおさら相手に聴き取りにくい英語になってしまいます。

僕は、極端に言えば、発音が良くて声が小さい人より、発音は今ひとつだけれど声が大きくて通る人の方がネイティブ・スピーカーには受けが良いと思います。

ネイティブ・スピーカーの発音で興味深いのは、彼らがヒソヒソ話をしている時です。

内緒のはずが、呼吸と息の強さからどうしても周りに聞こえてしまうのです。

これは、日本語でヒソヒソ話をする時と比べると呼吸(発声)法の違いが分かって面白いです。

真剣にいちから発音をやり直そうと思っている人は、発声練習も同時にやった方がよいと思います。

ぜひ、ボイス・トレーニングの本を1冊買ってきて、声と呼吸法の改善に取り組んでください。


(2)発音はサル真似から
では、どうすれば英語の発音がうまくなるのでしょうか?グリーンフィールドクラブ式英語の発音練習は、すべてを真似するところから始まります。

習字は、先生の書いたお手本を上から筆でなぞる練習からスタートします。

発音も同じです。

教材をお手本にして、耳と口を総動員しながら真似をするのがベストです。

サル真似と言われようが、ひとりで練習するのに遠慮はいりません。

そのためにも、優れた教材を見つけて購入してください。

どの教材を選べば良いのか分からなかったら、勉強仲間に尋ねてみるのも良いと思います。

インターネットで情報を入手することも可能です。

次に、理想的な発音教材とはどういうものなのかを考えてみたいと思います。

以下の4つの条件を満たしている必要があります。


(i)日本語とグリーンフィールドクラブ式英語の音の違いが対比してあるようなもの。
(ii)英語の似たような音(実際には違う音ですが)がペアになっていて、その違いと共に練習できるもの。
(iii)真似できるスピードで録音されているもの。
(iv)音の連結やイントネーション、ストレスについて分かりやすく説明してあるもの。

では、(i)~(ii)は問題がないと思うので、(iv)についてもう少し詳しく見ていきましょう。

キーワードは「バランス」

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僕の場合、日本にいる時は「インプットさえしっかりやっていれば、アウトプットは自然についてくる」と信じていました。

先に書いたように、この考え方は語感や基礎を鍛える意味では正しかったと自信を持って言えます。

しかし、肝心の「話す・書く」の力を身に付けるには、それだけでは不十分でした。

別に、英語を話したり書いたりすることを嫌っていたのではありませんが、アウトプットがおろそかになっていたのは事実です。

そこで、僕の反省から、ぜひ皆さんに守って欲しいことは、次の点です。

「読む・聴く」と「話す・書く」のバランスをきっちり取
ること!

僕はこの点で出遅れました。

今でも後悔しています。

だから、読者の皆さんには同じ失敗を繰り返して欲しくないという願いで一杯です。

「インプットとアウトプットのバランスをきっちり取る」というのは、これまで数多くの英語教育の専門家や実用英語のエキスパートたちが唱えてきていることで、何も目新しいことではありません。

しかし、頭では理解していても、いざ実行するとなると骨の折れることなのです。

なぜなら、人それぞれ得意な分野や苦手な分野があるからです。

食べ物の好き嫌いとよく似ています。

僕iの場合は、単純に「読む・聴く」の方が好きだったということです。

それに、一途な性格も手伝って、インプットー辺倒になってしまったのです。

やはり、どちらに傾いても英語の実力に歪みが出てきます。

バランスこのひと言に尽きます1現在、本場の英語の荒波に揉まれながら、インプットとアウトプットのバランスを取ることの重要性を身を持って痛感しています。

勉強方法

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次から次へと教材をこなすだけで、英語がどんどん身に付
いていくということはない。

すでに、しっかりとした基礎ができ上がっている人は別ですが、基礎がまだ安定していない人にとっては何の得にもなりません。

とにかく、初級者の人は基礎固めに集中して、「狭く・深く・繰り返す」を教材の合い言葉にしてください。

振り返ってみると、僕の挫折の原因は3つあります。


(i)多くの教材に手を出し過ぎたこと。
(ii)先を急ぎ過ぎたこと。
(iii)量ばかり追いかけて肝心かなめの質(基礎)がおろそ
かになっていたこと。


思えば、どれも初心者が陥りやすい落とし穴です。

僕が"夢"から覚めた時には、すでに数年の年月が流れていました。

貴重な時間を無駄にしないために、皆さんにぜひお勧めしたいことがあります。

それは、

定期的に勉強方法の見直しをすること。

僕と同じような失敗をしていないかどうか、自問自答してみることです。

たまには立ち止まって、自分の勉強法を客観的に見ることはひじょうに大切です。

それに、修正は早い方が楽です。

もし、「いや、すべて問題ありませんが、それでも実力が伸びていきません」と言う人がいれば、次の質問に答えてみてください。


Q1これまで真剣に努力をしてきたと自信を持って言えま
すか?
Q2口先ばかりで実行することがおろそかになっていませ
んか?
いかがですか?いずれにしろ、こういう質問を時には自問してみる必要があります。

勉強方法は人によって違いますが、実力が付かないと嘆いている人は、やはり努力と実行の量が足りないということになります。

これは、押し入れに放り込まれた高価な英会話テープから学んだ教訓です。

...しかし、僕はその後も多くの教材に手を出す羽目になります。

数々の失敗から教訓を得たと言っても、それは何年もあとに分かったことで、当時はまだ懲りていなかったのです。

タイトルや宣伝文句に引かれて、数々のテキストを買い続けました。

この誘惑を断ち切るのは大変です。

なぜなら、自分の周りを様々な教材で一杯にするだけで、英語が一気に上達するような錯覚に陥るからです。

僕は見事にその罠にはまってしまったのです。

そして挫折...
こうなると、もう挫折は時間の問題でした。

結局、何をやっても身に付かず、"伸び悩み"を理由に数年間勉強をやめてしまうことになります。

グリーンフィールドクラブ式英会話に出会うまで、落ちこぼれて挫折感を味わう暗い日々が続きました。

今から思えば、どの教材にしても、ただ漫然とやっていただけで素通りでした。

これでは、いくらお金と時間を犠牲にしても上達するわけがありません。

夢を見ていただけです。

そこで、僕はひとつの結論に達しました。

たったひとつの教材でも良いから、たっぷり時間をかけて
繰り返し繰り返しやるべきだった!

そんな単純なことが「結論」とは大袈裟だと思われるかもしれませんが、これは、僕がかなりの時間とお金を無駄にしてきたあとで、やっと気が付いた真理のようなものなのです。

言わば、強い後悔から生まれたものです。

僕の二の舞にならないためにも、特に初級者の方々は注意をしなければなりません。

なぜなら、この頃が最も先へ先へ行こうとする焦りが強いからです。グリーンフィールドクラブ式英語なら長続きします。

この誘惑に負けないために、次のことをしっかり理解しておく必要があります。
文法をひと通り勉強し直したあと、僕は雑誌の広告で見たリンガフォン(英会話テープ)を買って試してみることにしました。

確か、いきなり中級のものを購入したと記憶しています。

僕はギターに関しては、自分のテクニックよりかなりレベルの高い演奏を聴いて練習していました。

英会話テープも同じように考えていたのです。

志は良かったのですが、これは大きな問違いでした。

考えてみると、僕のギター演奏には長年培われてきたしっかりした土台があります。

多少無理をしても身に付いていきます。

いや、逆に無理をしたから実力が伸びたと言えます。

一方、この頃の僕の英語レベルは初級もいいところです。

英語についての知識は、基礎力とは呼べないグラグラした状態です。

テキストを見ながらテープを聞くだけで、英語が自然にうまくなると勘違いしていた時期です。

これでは長続きするはずがありません。
初級者にとって、すべての文法事項が重要なのは言うまでもありません。

しかし、特に「時制」と「語の並び方」(語順)を優先して注意深く勉強していく必要があります。

英語は日本語と違って、「時」(現在・過去・未来・完了形など)をはっきりと示さなければなりません。

時間の流れや動きと動詞の形の辻褄が合っていないといけないのです。

これは、何も時制に限ったことではなく、単数には単数形、複数には複数形というように、「数」に関してもきちっと合っている必要があるのです。

それに対して、日本語での会話を考えた場合、かなり曖昧な話し方になっていることに気が付きます。

これは、文化的な要因が大きいと思いますが、実は、このことが英語を話したり書いたりする時の足かせになってしまうのです。

大切なことは、日本語の曖昧な感覚や発想を英語の世界に引きずり込まないようにすることです。

これは、言うは易しですが、中・上級者になっても悩まされる点なので、初級者の方は今のうちにしっかりと頭に入れておいてください。

「時制」を学ぶ時のポイントは次の3点です。



(i)どういう時に、どの時制を使うのかしっかりと把握す
ること。
(II)それぞれの時制の意昧上の違いを確実に理解すること。
(iii)それぞれの時制が、普段僕らが使う日本語表現のどこ
に潜んでいるのか日本語からしっかりと理解すること。

詳しい解説は文法書に譲りますが、もし、手持ちの文法書にこの3点が用例と共に分かりやすく説明してなければ、あまり良いものとは言えません。

文法書を選ぶ時のガイドラインにもなると思います。

次に、「語順」をマスターするということは、主語と述語(+補語や目的語)の関係に細かく気を配るということです。

主語がどういう動詞に結びついていって、どういう補語や目的語を導くのかしっかりと見極める力を付けるということなのです。

文の中心になるのは動詞です。

その名の通り、動詞は他の単語に働きかけて文の型を決めてしまうのでひじょうに大切です。

そこで次に、動詞を辞書で調べる際の注意点を書き出してみます。

(i)まず、自動詞なのか他動詞なのかをはっきりさせる。
それによって、役割や文型に違いが出てくるので、ど
ちらなのかはっきりさせる必要があります。幸い、学
習英和辞典には(自)(他)と示してあるので判断しや
すいと思います。
(II)次に、その動詞がどんな前置詞や副詞を導くのか、そ
して、そのあとにどんな形の単語が続いていくのか
(もしくは、何もいらないのか)しっかり確認する。
(iii)動詞のあとに前置詞がくる場合(慣用句も含む)、その
次に名詞だけではなく、~ing形の動名詞が続くことも
あるので、それもしっかりチェックする。

要するに、

動詞を取り囲む"単語群"に深い注意を払う。

ということです。

これは取りも直さず、辞書をしっかり読み込むということなのです。

辞書の活用方法に関しては、「辞書で英語をモノにする方法」のコーナーで詳しく述べることにします。

何冊あってもよい文法書

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僕は、文法に関する書物は何冊持っていても良いと思っています。

基本的には、辞書のように引けるしっかりしたものを1冊、そして、日本語と英語の発想の違いを文法の観点から解説したものを数冊揃えておくと良いでしょう。

いずれにしても、ミステリー小説などと違って繰り返し読めるので、費用効果も高いと思います。

お薦めしたい文法書があります。

EnglishGrammarInUse(CambridgeUniversityPress)という自習用に作られた教材です。

この本の特徴は、解説が的確で分かりやすいところです。

それに、ボリュームたっぷりの練習問題とその解答が付いています。

まさに、「目からウロコが落ちる文法書」と呼べる充実した内容です。

世界で愛用されているのも当然と言えます。

ただ、唯一の"欠点"は、英語で書かれているところです。

実は、英語で書いてあるから分かりやすいとも言えるのですが、やはり、いきなり英語では抵抗を感じる人が多いと思います。

そこで、日本語の文法書をひと通りしっかり勉強したあとで利用されることをお勧めします。

「えっ、ややこしい文法書まで英語で読むの?」と躊躇されるかもしれませんが、用例と共に役に立つことは間違いありません。

英和辞典を使いながら、洋書を読む感覚で進めていってください。

特に、「時制」に関して、それぞれの時制を比較しながらうまく説明してあるので、あとで述べる時制のポイントを満たしています。

初・中・上級用の3冊が出版されていますが、最初の2冊をしっかりやれば、文法に対する理解がかなり深まると思います。

もし、予算の関係で1冊しか買えない場合は、初級者の方でも「中級者用」を購1入してください。

平易な英語が使われているので、手が出ないということはないと思います。

文法を勉強する最大の利点は、文法の知識が深まれば深まるほど、英語が使いやすくなるところです。

メルボルン在住で英語の達者な田中さんが、文法に関して本音を語ってくれました。

「よく、日本の受験英語は役に立たないとか言われるが、そんなことはない。

他の国の留学生は日本人より英語に耳慣れていたりしゃべり慣れているかもしれないが、文法がめちゃくちゃだったりする。

海外に来てから文法をきちんと勉強するのは大変。

受験英語でもひと通りきちんとやれば文法は万全なはず。

言い方を変えれば、受験英語すらできない人は、つまり、基礎をきちんとやっていない人は海外に出たところで、せいぜい買い物をしたり、レストランで注文したりする程度しかできない」

グリーンフィールド式英会話

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1冊の本との出会いインプットに開眼
人並みに挫折感を味わい悶々とした日々が続いていたある日、僕は1冊の本に出会います。

『グリーンフィールド式英会話』という著書です。

この本は僕を再び燃えさせてくれました。

英語の勉強には、精神的な支えがひじょうに重要だということを教えてくれたのがこの本でした。

そして、この出会いがきっかけとなって、僕の英語学習に拍車がかかっていきました。

松本先生は、インプット(読む・聴く)を重視されています。

僕はこれを信じて「インプット重視型」で勉強を続けてきましたが、間違っていなかったと自負しています。

ただ、日本にいる時にはあまりアウトプット(話す・書く)をやらなかったので、スピーキングやライティングは弱い方かもしれません。

しかし、グリーンフィールド式英会話の英語の語感や基礎力は身に付いたと信じています。

アウトプットはオーストラリアに来てから本格的に始めました。

「規則的」

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言語を文・語などの単位に分けて考えたとき、そこに見ら
れる規則的な事実。

「規則的」ということは、一定の決まりがあるということです。

決まりがある以上、当然それに従う必要があります。

逆に言えば、その決まりさえ覚えてしまえば、ひじょうに楽になるとも言えます。

「文法」という文字に対してアレルギー気味の人は、「ルール」という言葉に置き換えて考えれば、少しは身近に感じられるのではないでしょうか。

ギターに限って言うと、チューニングを知らないとまったく話にならないし、コードを知らなければ作曲どころか演奏もできません。

たとえ、そういう状態で音を出したとしても、それはノイズとしか呼べない聴くに耐えられないものになってしまいます。

英語にもまったく同じことが言えます。

文法を知らなければ文章の組み立てすらできません。

ましてや、発音ができなければコミュニケーションのスタートラインにも立てません。

勉強方法は人それぞれですが、「文法なんか英会話にはいらん1」と大見栄を張った人に出会った時は本当にびっくりしました。

なぜなら、ギターで言うと、「チューニングはどうでも良い、ドレミファは無視」と言っているのと同じことになるからです。

案の定、その人の英語はいい加減なものでした。

先に言ったように、難解な漢字だらけの文法書ですが、辛抱して基礎をやり直したことは、あとで大変役に立っています。

文法書を開くたびに自分の疑問点が解けていきます。

しかも、長期間にわたり辞書と共に陰の力になってくれます。

文法理解度=英語力

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英語の勉強で後悔していないことがあります。

それは、文法からやり直したことです。

世の中には「文法」という文字を見ただけで、学校の授業や試験を思い出して白ける人がいるようですが、文法は守らなければならないルールです。

それがなければ言葉は成り立ちません。

ギターに限らず、音楽には基礎がひじょうに重要です。

英語だって同じです。

手元にある国語辞典は、「基礎」を次のように説明しています。

物事が成立する際に基本となるもの。

ということは、それがなければ何事も成立しないことになります。

別の言い方をすれば、土台がしっかりしていないと、その上に何も建たないということです。

この際ついでに、「文法」の定義も見ておきましょう。